木造阿弥陀如来坐像 1軀

木造阿弥陀如来坐像
指定区分 村指定有形文化財
所蔵 法善寺
時代 鎌倉末期から室町時代初期の作
像高・寸法 像高 45.5cm
住所 長野県東筑摩郡麻績村上町
電話 0263-67-2061

阿弥陀如来は、無量寿如来あるいは無量光如来とも呼ばれ、浄土教ではこの阿弥陀如来を本尊として信仰する。西方極楽浄土で説法している如来で、「南無阿弥陀仏」と念仏すれば極楽浄土に往生し、そこで無限の生命が得られ、安らかに生活できるとするのが阿弥陀信仰である。
平安時代の中頃末法(まっぽう)思想が流行し、浄土思想が盛んになると共に多くの阿弥陀如来が造像されるようになり、わが国では大変親しまれた仏である。
この像は、弥陀定印(みだじょういん)を結ぶ俯瞰(ふかん)坐像である。眉間(みけん)の白豪(びゃくごう)と、裳先(もさき)を失っているが、定朝様式(じょうちょうようしき)を残す量感ある像である。
法善寺は、明応元年(一四九二)に曹洞宗となるまで、法相宗西谷寺(ほっそうしうさいこくじ)と古来からの寺であるので、創建当時の宗旨による本尊であろう。

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