護摩堂 1棟

護摩堂
護摩堂
指定区分 村指定有形文化財
所蔵 福満寺
時代 元禄十六年
住所 399-7702 長野県東筑摩郡麻績村山寺
電話 0263-67-2651

密教では、智慧(ちえ)の火で煩悩(ぼんのう)の薪(まき)を焚き、息災(そくさい)・増益(ぞうえき)・降伏(ごうふく)などを祈願するとして、火炉を設け護摩木(ごまぎ)を焚いて本尊に祈ることを「護摩を焚く」といい、その建物が護摩堂である。
福満寺の護摩堂はもと本尊薬師如来を安置して薬師堂と呼んだが、昭和三十六年収蔵庫(瑠璃殿)を建てここに薬師如来を遷座したときから護摩堂と改称したものである。
母屋の内部は四天柱が前方によせて立てられ、背後の一間(ひとま)を宮殿(くうでん)としている。
建築年代は棟札により元禄十六年(一七〇三)であること、大工棟梁(とうりょう)は青木喜兵衛であることがわかる。
宝暦八年(一七五八)越後国頚城(くびき)郡茶屋町の小八郎ほか二名によって屋根の葺き替えがなされた。文化五年(一八〇八)には、江戸の住人永田右兵衛によって、宮殿のほか日光・月光・不動・毘沙門。十二神将などに彩色がなされた棟札もある。

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