鉄製釣鐘籠 10基
指定区分 | 村指定有形文化財 |
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所蔵 | 神明宮 |
時代 | 江戸時代初期~江戸時代後期 |
住所 | 長野県東筑摩郡麻績村宮本 |
吊燈籠の奉献は、歴史的に見て室町時代にもっとも隆盛であった。我が国で最古のものとして、無銘ではあるが、春日大社の黒漆塗瑠璃(くろうるしぬりるり)燈籠が平安時代後期の作と伝えられている。県内では更埴市八幡武水別神社蔵の鋳造(ちゅうぞう)吊燈籠(嘉吉三年-一四四三-県宝)がある。
麻績神明宮に現存する十基の吊燈籠は、江戸初期(慶安四年-一六五一)から後期(文久二年-一八六二)の二〇〇年間にわたって奉献されたものであり、すべてが在銘で、奉献の年次、奉献者があきらかな燈籠である。
慶安四年(一六五一)・永井村吉池角左衛門正次、宝暦九年(一七五九)の矢倉村小山喜四郎など十基ともはっきりしている。
このような遺例は、県下にはほかに例を見ない。
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