不動・毘沙門両像の、客電の本尊、千手観音の脇侍（わきじ）であったと伝えられている。
毘沙門天は、四天王（してんのう）のうち北方を守護する多門天（たもんてん）が単独で信仰されるとき、毘沙門天の名で呼ばれる。軍神として、又財宝福徳を授ける仏として庶民の信仰を集めてきた。
左手に舎利（釈迦の遺骨）を納める宝塔を捧げ、右手に仏法を守護する武器を持つ。