指定区分	国指定登録有形文化財
所蔵	麻績村
時代	建築年　昭和11年
像高・寸法	桁行54.5m　梁間10.0m　建築面積1216.24平方メートル
材質・形状	寄棟造桟瓦葺
住所	長野県東筑摩郡麻績村麻3848-4

正面中央に玄関ポーチ、背面に階段室二ヶ所を張り出す。外壁は白色スレート板横張とし、内部は片廊下式で各室や廊下の天井壁際を折り上げる。
長野県内における昭和前期の校舎の特徴を示す。

旧麻績小学校北校舎

旧麻績小学校北校舎は昭和11年に建設され、新校舎の建設に伴い昭和46年より中央公民館として長年活用されてきました。
現在建設されます建築物については、昭和56年施工されました建築基準法施工令の構造規定が適用されており、それ以前に建設された建物については中規模地震（震度5程度）の脅威に対して安全に使えるかどうかを見極める耐震診断が必要とされています。
北校舎におきましては、平成19年度に専門機能による簡易耐震診断を行いましたが、全体的に老朽化は激しく耐震性能は低いとの診断をいただき、今後活用を考えると耐震補強工事が必要となります。
また、当時の学校建築としての歴史的な価値について、平成22年度に専門的分野から調査をしていただいたところ、県内に残る木骨スレート張りの校舎としては貴重であることや、舟底形天井や階段等も当時の学校建築様式を残しており、学校建築の歴史の上で貴重な存在となっております。